予防歯科
歯がなくなる原因
むし歯(55%)、歯周病(38.4%)、その他(6.6%)となっています。これは,むし歯と歯周病にならなければ、歳をとっても歯が無くならないことが証明されています。
日本人の平均的な口の中
統計調査によると、日本人の平均的は、50歳を越えたころから歯を抜く頻度が増えはじめ、60歳を超えたころから急激に抜く歯が増えていくとの結果が出ています。70歳の頃には、半分以上の歯がなくなっています(平均)。
日本人の残っている歯の年代別平均
- 60歳・・・約20本ある(8本無い状態)
- 70歳・・・約13本ある(15本無い状態)
- 80歳・・・約7本ある(21本無い状態)
「歯がなくならないために何をするか」という発想
予防歯科で重要なのは、「歯がなくならないために何をするか」です。これは、当たり前のことなのですが、今まで歯科医院で抜け落ちていた部分なのです。「痛い歯を治すこと」と「歯がなくならないためにすること」は、やることが違うのです。そこが、予防歯科なのです。
予防歯科を具体的にいうと
むし歯予防と歯周病予防の2つから構成されていて、この二つを行うことになります。
詳しくは診療の流れをご参照下さい。
予防歯科を始めるにあたって検査をするのは
最小の努力で、最大の効果を出すためです。いろいろな検査をすることにより,詳細な状態がわかります。その結果、あなたに必要なことはするべきだと思いますし、必要無いことはしなくてよいと思います。
予防歯科にもいろいろあります
予防歯科にもいろんな方法があり、歯科医院ごとに異なります。当院は「日本ヘルスケア歯科研究会」に所属し、その方法をベースに予防歯科部門を構成しております。
予防歯科は科学的なデータが決め手!
歯が無くなった人、歯周病が進行してしまった人の声に支えられています。皆さん「予防できるなら、予防しておけばよかった。」と言われます。食欲は、一生無くならない欲求です。噛めることの重要性は、無くなって初めて気がつくことが多いのです。それを直接聞いているからこそ、皆さんにお話するわけです。
私たちは、どう思って予防歯科に取り組んでいるか
私たちは、皆さんに予防歯科を押し付けようとは思っていません。ただ、多くの人の治療をしていく中で、抜歯が必要になった時に「予防歯科を知っていたらやっていたのに・・・」という声を数多く聞きます。「知っていたらやっていたのに・・・」という人を少しでも少なくするために予防歯科に取り組んでいます。